素材/技法:鉛筆、墨液、紙
サイズ:220x333mm
制作年:2021年
*会期後の納品になります。
*こちらはシートのみになります。額装ご希望の場合は下記より額縁もご注文下さい。
https://gallerysatoru.stores.jp/items/60430b796728be54314e2873
「岩場」
― 海岸の岩が波で削られ、残された硬い部分が並んでいる様子にリズムが感じられる。
"Thoughts through Drawings - words"
https://gallerysatoru.com/2021_ttd7/
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【作家コメント】
key wordとしてのリズム
制作しながら画面を音楽的な要素に置き換えて考えることがしばしばあります。線はメロディーに、色の組み合わせはハーモニーに対応します。そして最も基本的で欠かせないのは「リズム」です。個々人が持っているリズムは生活のあらゆるシーンで様々な形で表れますが、それを意識的に洗練させる事で、アートになると考えています。リズムは音楽を始めとして映画、演劇、舞踏、文芸、絵画、彫刻など芸術全般にとって必要不可欠な要素ですが、スポーツ関連の記事やニュースにも「リズム」という言葉がよく登場します。「攻めのリズムが良いね。」「今日は自分のリズムが出せなかった。」「リズムに乗れたときとそうでないときでは、記録に歴然とした差が出る。」など、心身がうまく合致して無心になった時に自分本来のリズムが出て、良い結果に繋がるようです。
今回の展示作品では、モチーフから感じられるリズムを私の生来のリズムによる描線の動きで表現したいと思いました。ドローイングはペインティングより要素が少なく、小さいものは短時間で制作するため、アスリートが言うような「リズム」が画面に現れる様子がはっきり分かるかも知れません。
2021/01/29 山神悦子
山神悦子 Etsuko Yamagami
1950 香川県生まれ
1973 お茶の水女子大学家政学部家庭経営学科卒業
1974~76 夫の赴任に伴ってアメリカのシアトルに滞在
1981~83 同じく、スイスのジュネーヴに滞在
1985~88 大石洋次郎氏(武蔵野美術大学講師)に油彩を、86~88 黒田克正氏(同)にクロッキーを習う
1989 Gアートギャラリー(東京 銀座)で初個展以来、個展、グループ展で発表している
主な発表と活動
1995 ‘95水戸アニュアル 絵画考—器と物差し(水戸芸術館 茨城)
1996 かわさきIBM市民文化ギャラリー(神奈川)
1998 マケドニアで滞在制作 2000 ブルガリアで滞在制作
1999~2020 工房親(東京 恵比寿)、Gallery惺STORU(東京 吉祥寺)、Shonandai MY Gallery(東京 六本木)、iGalleryDC(山梨県笛吹市)等の企画による個展、グループ展多数
2001 第2回資生堂ADSP選出
2003 サン・モール版画ビエンナーレ(フランス)入選
2008 ART OSAKA 堂島ホテル
2012 Slick contemporary art fair
2018 Affordable Art Fair Hong Kong 2018
作品の収蔵先として、あらや滔々庵(石川県)、ポールヘイスティングス法律事務所東京オフィス他